【事業報告】中標津と知床ねむろの存在感を示す。8.01ピーチ訪問&関西観光プロモーション

全ての発端は、2017年も終わりを迎えようかという忘年会の席でした。なかしべつ観光協会 松實 秀樹 会長の挨拶の一幕であったと記憶しています。

「Peach就航は釧路空港に決まったけど、中標津空港も存在感を示したい! 8月1日の就航にあわせて、知床ねむろ100人でPeachに乗って大阪に乗り込むぞ!」

100席といえばかなりの人数。Peach釧路便の『AIRBUS A320-200型機』が180席なので、単純計算でおよそ55%を知床ねむろが占有する計算になります。過去の就航地でそこまでやったところはないでしょうし、しかも中標津は就航地ですらありません。(一団体で100席を予約することは不可能だったので結果的に50席の確保となりました)

しかし終わってみれば、宣言どおりの50人を集めてPeach本社を訪問! プロモーションとして行った牛乳&昆布だしの試飲も盛況のうちに終了! 知床ねむろの女性チームで取り組んだ「#したっけ大阪いこか」プロモーションも関係者の方から大変な好評をいただきました。

なかしべつ観光協会と知床ねむろの観光関係者が総力を挙げて取り組んだ、『8.01ピーチ訪問&関西観光プロモーション』の全貌をお伝えします。

 

8.01ピーチ訪問&関西観光プロモーション

事業目的

2018年8月1日に開設されるピーチアビエーション 関西~釧路線の就航にあたり、新航空路開設に対して謝意を伝えるとともに、知床ねむろ及び中標津空港の存在感を高めることを目的にピーチ社を訪問する。また現地において関西地域の住民へ、ひがし北海道・知床ねむろの観光プロモーションを実施し、来訪へつなげることを目指す。

実施日程

2018年8月1日(水)~2018年8月2日(木)

実施体制 及び 参加者

主催:なかしべつ観光協会

共催:知床羅臼町観光協会、標津町観光協会、別海町観光協会、根室市観光協会、根室観光連盟

後援:羅臼町、標津町、中標津町、別海町、根室市、根室振興局

参加者は、なかしべつ観光協会 松實会長・中標津町 宮川副町長を筆頭に総勢50名! 直前でのキャンセルや急遽の参加が相次ぎましたが、最終的には当初の目標通り50人のメンバーが集まりました。

 

知床ねむろ地域の観光関係者が一丸となってプロモーションの企画を考え、ブランディングイメージに沿ったグッズを制作。知床ねむろ地域から関西方面への送客も視野に入れた企画も、就航の直前まで取り組んできました。

そして、ついにPeach釧路就航当日を迎えます。

中標津空港出発 → Peach搭乗

一行は中標津空港へ集合し、貸し切りバスに乗車して釧路空港へ。さすが就航日だけあって、空港内のPeachカウンター周辺は関係者や報道陣、旅行者で混雑していました。

さっそく北海道新聞から取材を受ける松實会長。テレビの取材を受ける参加者たち。

 

関西国際空港への出発は12:30です。待ちわびたpeach就航。ついに8月1日当日を迎えたのは感慨深いものがあります。出発時刻表にPeachの文字があるだけでもなんだか嬉しいですね。

 

出発セレモニーでは、Peach Aviationの井上CEOからご挨拶。

 

ひがし北海道の各自治体の長たちも、井上CEOを囲んで記念撮影。

 

遂に! 関西国際空港からPeachカラーの飛行機が着陸…

 

放水車によるアーチをくぐって、釧路空港に到着です!

 

知床ねむろチームのPeach女子たちも出発前に記念撮影! みんなが身に着けているのは、この日のために作成したPRグッズ、知床ねむろバンダナPeachバージョンでです。

 

飛行機は無事に離陸。ひがし北海道からLCCが定期運航するのは、これが初のフライトです! 約2時間30分の空飛ぶ電車の旅を楽しみます。

 

機内では、ひがし北海道ならではの食事も食べられます。(無料サービスではありません) 関西の方には根室のソウルフード『エスカロップ』がオススメ!

 

無事に関西国際空港へ到着! Peachの機体をバックに記念撮影!

 

総勢50人でPeach Aviation本社訪問

Peach本社を訪問。開陽台のパノラマ、知床ねむろのロゴをあしらった2種類の横幕を掲げ、松實会長が関西弁を駆使して挨拶します。

 

続いて、中標津町の宮川副町長から挨拶。首に巻いたピーチカラーのバンダナがおしゃれですね!

 

Peach Aviation 轟執行役員からもご挨拶をいただきます。

 

知床ねむろの観光協会メンバーで取り組んできた取り組みについてプレゼン。企画意図は次の通り。

ピーチアビエーションが本日から釧路に就航し、関西方面の観光客が釧路空港からひがし北海道に訪れることになりました。私たちの知床ねむろ地域にも、これまでとは違った、新しい層の観光客が訪れることになります。

ピーチ社との連携や、ひがし北海道各地域とも協力し、観光客の増加に向けて、取り組んできました。

しかし、関西からの誘客ばかりに期待するのではなく、この知床ねむろ地域から関西方面に送客することも重要であり、釧路便の安定した搭乗率を双方向から充実させていきたいと考えました。

そのため、インスタグラムを活用し「知床ねむろ地域の人が、関西へ行ったら何をしたいか」を書いて、『#したっけ大阪いこか』のタグをつけてインスタグラムにアップするというプロモーションを行いました。

決して多くはありませんが、結果として100人を超える人たちから回答をいただくことができました。知床ねむろ地域の人が、関西へ行ったらどこへ行きたいか、どんな体験をしたいと考えているか、生の声を集めることができました。

また答えてもらった人はもちろん、それをタイムライン上で目にした各観光協会のフォロワーに対して、ピーチが釧路に就航すること、関西まで今までより格段に行きやすくなったのを意識させることができたのではないかと思います。

 


そしてインスタグラムのページを実際に見てもらいながら、各観光協会から具体的に説明しました。(上記は一例です)

 

松實会長より、中標津の特産である『標津羊羹』『シレトコドーナツ』を贈呈。シレトコドーナツはこの日のためにPeachスペシャルバージョンを用意しました。そしてお揃いで身に着けている知床ねむろバンダナもお渡ししました。

 

最後に全員で記念撮影! 前列のみんながやっているのはピーチポーズです。手が桃の形になっているんですよ!

 

牛乳と昆布だしの試飲は好評!

関西国際空港の旅の広場では、PRティッシュとパンフレットの配布を行いました。

旅の広場で配布したティッシュは4,500個! ティッシュに記載したQRコードからは、Peachのひがし北海道特設ページにアクセスすることができます。

 

ピーチのカウンターがある第二ターミナルでは、牛乳と昆布だしの試飲配布を実施しました。牛乳は、標津・中標津・別海の3種。昆布だしは、羅臼・根室の2種を用意。合計で300人程度の方に提供しました。

 

三種の牛乳を気の済むままに飲んでいただけるよう、ディスペンサーを用意!

 

紙コップにも知床ねむろロゴを貼り、バンダナ、横幕、ポップと、知床ねむろのイメージを全て統一したイメージで作成。

 

Peachの社員さんや子供たちにも好評でした!

 

Peach世代の学生さんたちからもたいへん好評をいただきました。

 

試飲をされた方たちは、多くの方が『なかしべつ』『知床ねむろ』といった名称を知りませんでしたが、北海道の食のコンテンツの持つポテンシャルには、期待値が高いことがわかりました。さらに、実際に試飲してもらうとその期待をも上回っていたように感じました。

「さすが北海道! 期待どおり、いや期待していた以上においしいね!」そんな声を多くいただくことができました。

 

おわりに

「#したっけ大阪いこか」インスタグラムプロモーションの企画意図にもある通り、Peachが就航するからと言って、知床ねむろを訪れてもらうことだけではいけないと考えています。関西・ひがし北海道の双方向から互いに送客していくことこそが、本来の意味での観光振興なのです。

 

そして、Peach本社訪問・#したっけ大阪いこかプロモーション・関西観光プロモーションと、大盛況で終了した8.01ピーチ訪問&関西観光プロモーション。しかし今回で完結するものではなく、むしろPeachの釧路就航は一つのきっかけに過ぎないとも考えています。

Peachに乗って、関西圏から新たな層の観光客が釧路に入ってくるとは言え、そこからさらに中標津にまで足を運んでもらうには、さらなるプロモーションの強化も必要ですし、既存の観光コンテンツの充実も課題と言えます。

今回のプロモーションの成果を活かし、さらに取り組みを進めていきたいと考えています。

 

※最後に、今回のPeachに関する取り組みを取材いただいた新聞記事をご紹介します。

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